季節 | 平均最高気温 | 旅行のしやすさ |
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春(3月~5月) | 10~18°C | ◎ 気候が穏やかで、混雑も少ない人気シーズン |
夏(6月~8月) | 20~28°C | 〇 道路やキャンプ場は混雑するものの、活気がある |
秋(9月~11月) | 8~18°C | ◎ 各地で収穫祭が楽しめ、紅葉も美しい |
冬(12月~2月) | –1~7°C | △ ウィンタースポーツや都市観光が目的ならおすすめ |
国際運転免許証(IDP)は必須です。日本の運転免許証とあわせて必ず携行してください。
ほとんどの高速道路では、制限速度は時速120~130kmです。郊外の一般道では、標識がない限り時速90kmが上限となります。
オーストリア、スイス、スロベニアなどの国では、高速道路の利用にヴィニエット(通行許可ステッカー)の購入が必要です。国境付近のガソリンスタンドなどで購入し、フロントガラスに貼り付けます。
フランス、ドイツ、イタリアなど多くの国では、大都市の一部に環境ゾーン(LEZ)が設定されています。対象エリアへ乗り入れるには、事前にオンラインでステッカーや通行許可証の申請が必要です。
多くの都市中心部には、道幅が2.3メートル以下の狭い道も少なくありません。市街地の手前にあるパークアンドライド駐車場に車を停め、公共交通機関で中心部へ向かうのが賢明です。
ヨーロッパではラウンドアバウト(環状交差点)が非常に一般的です。原則として、すでに環状交差点内を走行している車が優先です。
国によって規定は異なりますが、三角表示板、乗員全員分の反射ベスト、救急箱の車内常備が法律で義務付けられています。
警察・消防・救急の緊急通報番号は、EU全域で「112」です。多言語に対応しており、どの携帯電話からでも無料でかけられます。
種類 | 主な設備 | メリット | デメリット |
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大型のオートキャンプ場 | 電源・給排水設備完備 | プールやキッズクラブなどの施設が充実。全長9m以上の大型車両も対応可能 | ハイシーズンは数ヶ月前からの予約が推奨されます |
公営キャンプ場 | 水道・電源あり | 料金が手頃で、町まで徒歩圏内の場所が多い。会員登録なども不要 | 受付時間が短い場合や、英語が通じにくいこともあります |
エリア/シュテルプラッツ (RVパーク/車中泊専用地) |
水道・電源あり | メーター制で支払いも簡単。村や町の近くにあり、予約不要で利用しやすい | 滞在は通常24~48時間までと制限されています |
野営(ワイルドキャンプ) (北欧諸国など) |
なし | 無料で、「自然享受権」により合法。絶景を独り占めできます | 北欧諸国など一部の地域を除き、原則として許可されていません |
ファームステイ/ フランス・パッション |
水道・電源あり(一部) | 地元の新鮮な食材が手に入り、静か。農家を支援できます | 車両にトイレ・シャワー設備が必要。全長7mまでの制限がある場合もあります |
ヨーロッパの高速道路にあるサービスエリアでは、24時間営業のガソリンスタンドで軽油やLPG(液化石油ガス)を補給できます。多くの場合、ドライブスルー形式で利用できる汚水処理施設(ダンプステーション)も併設されています。
ほとんどの「エリア」や「シュテルプラッツ」には、「サービスボルン」という給排水設備があり、数ユーロで清水の補給、カセットトイレの処理、生活排水(グレーウォーター)の排出ができます。
アルプス地方では、11月15日~4月15日の間、冬用タイヤの装着が義務付けられています。標高1,000メートル以上の峠を越える際は、タイヤチェーンも携行しましょう。
ポルトガル、クロアチア、スペインなどの一部地域では、22:00~06:00の路上での夜間駐車(車中泊)が禁止されています。公認のキャンプ場などを利用しましょう。
多くの橋やトンネルでは、ETCのような自動料金収受システム(例:Telepass、Liber-t)が導入されています。旅行者は「現金(Cash)」や「クレジットカード(Cards)」の表示がある一般レーンを利用してください。
ヨーロッパのキャンプ場で外部電源に接続するには、「CEEブルー16A」規格のアダプターが一般的に必要です。レンタル会社で借りられるか確認し、必要であれば持参しましょう。