Road Geniusでは、ノルウェー国内外の多くのレンタル会社のキャンピングカーを比較し、お客様のノルウェー旅行に最適な一台を見つけるお手伝いをします。
旅の主な玄関口は首都オスロ。中心部から北へ約50kmのオスロ空港(ガルダーモン空港)のほか、オスロ、ラルビック、クリスチャンサンにはフェリーも乗り入れています。首都オスロからは、フィヨルド地帯や北極圏、そしてスウェーデンへと続く主要な高速道路、E6(南北)とE18(東西)が延びています。
ノルウェーには、誰もが自然を享受できる「自然享受権(Allemannsretten)」という権利がありますが、これは主にテントでのキャンプを対象としています。キャンピングカーで宿泊する場合は、現地の駐車規制に従うか、有料のキャンプサイトを利用するのが基本です。
時期 | 平均最高気温 | 旅行のしやすさ |
---|---|---|
12月~2月 | 0°C | ウィンタースポーツ目的でなければ困難。積雪や路面凍結に注意が必要。 |
3月~5月 | 10°C | 4月下旬には道路の雪も解け、イースター(復活祭)後にはキャンプ場もオープン。 |
6月~8月 | 21°C | 日照時間が長く、観光施設やキャンプ場もすべて営業しているベストシーズン。 |
9月~11月 | 10°C | 紅葉は美しいが、日照時間は短くなり、高地では早めの積雪に注意が必要。 |
市街地の制限速度は30~50km/h、主要な高速道路では80~110km/hが目安です。
ノルウェーの有料道路ではAutoPASSという自動料金収受システムが導入されており、通行料金はレンタル会社を通じて後日請求されます。
11月1日からイースター(復活祭)後の最初の月曜日までは、溝の深さが3mm以上ある冬用タイヤの装着が義務付けられています。山間部を走行する場合は、スノーチェーンも携行しましょう。
オスロ市内では、スパイクタイヤを装着した車両は日額料金の支払いが必要です。料金は市内の駐車券売機か、モバイルアプリ「EasyPark」で支払うことができます。
全長が8mを超える大型キャンピングカーは、市街地の狭い道や急なカーブ、小型フェリーへの乗船が難しい場合があります。事前にルートを確認し、大型車両が乗船できるフェリーは早めに予約することをおすすめします。
車載LPG(プロパンガス)の充填には、ヨーロッパで一般的なユーロコネクターが必要です。アダプターは主要なガソリンスタンドなどで購入できます。
場所 | 設備 | 長所 | 短所 |
---|---|---|---|
Bogstad Camping(中心部から北西11km) | 設備充実 | 年中無休で、市内へのバス便もあり便利。キャンピングカー用の排水設備も完備。 | 7~8月の繁忙期は満車になりやすいため、数ヶ月前の予約を推奨。 |
Ekeberg Camping(市街を見下ろす高台) | 水道・電源 | オスロフィヨルドを見下ろす絶景が魅力。市内中心部へはトラムでアクセス可能。 | キャンプ場へ至る道が急勾配。営業期間は5月~9月限定。 |
Sandvika Motorhome Parking(市西部のマリーナ) | 水道・電源 | 24時間利用可能な自動チェックインシステムが便利。周辺にレストランも多い。 | シャワー設備はない。最大滞在時間は48時間まで。 |
許可されたエリアでの野営(ワイルドキャンピング) | なし | 無料。民家から150m以上離れるなどのルールを守れば可能。静かな自然を満喫できる。 | トイレや水道などの設備は一切ない。天候によっては地面がぬかるむことも。 |
高速道路の休憩エリア(E6 / E18) | なし | 短時間の仮眠に利用できる。多くはトイレを併設。 | 場所によっては長時間の駐車が禁止されている。交通騒音も気になる場合がある。 |
オスロ近郊のBærum下水処理場(RV168号線沿い)など、専用のダンプステーションで生活排水(グレーウォーター)やトイレの汚水(ブラックウォーター)を処理できます。ここは5月~10月の期間、無料で利用可能です。
食料品の買い出しには、22:00頃まで営業しているスーパー「Rema 1000」や「Kiwi」が便利です。ただし、ワインや蒸留酒、アルコール度数4.7%を超えるビールは、国営の酒店「Vinmonopolet」でのみ購入可能です。
緊急時の連絡先は、112(警察)、110(消防)、113(救急)です。
オスロ市街地での路上駐車、特に夜間は避けるのが賢明です。例えば、環状道路(Ring 2)の内側では00:00~06:00の駐車が禁止されており、罰金も高額になることがあります。
夏至(6月頃)の時期は一日中明るい白夜となるため、安眠のために窓用の遮光シェードがあると重宝します。逆に冬至(12月頃)は日照時間がわずか6時間ほどしかありません。
夏場(6月~8月)は、湖や森の近くで蚊やブヨなどの虫が多く発生します。車内への侵入を防ぐため、窓やドアの網戸は常に閉めておくことをおすすめします。