季節 | 平均最高気温(℃) | アドバイス |
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春(3月~5月) | 20 | 気候が穏やかで、観光客も比較的少ないため旅行しやすいシーズンです。 |
夏(6月~8月) | 30 | ビーチを楽しむには最適ですが、内陸部は大変暑くなることがあります。 |
秋(9月~11月) | 22 | 海水温がまだ高く、各地で収穫祭も楽しめる魅力的な季節です。 |
冬(12月~2月) | 12 | 南部の沿岸部は過ごしやすい気候ですが、山間部では冬用装備が必須です。 |
運転には、日本の運転免許証と国際運転免許証(IDP)の両方が必要です。
制限速度は、標識で特に指示がない限り、高速道路が120km/h、一般道が90km/h、市街地が50km/hです。
2021年以降、多くの高速道路が無料化されましたが、一部の「AP-」で始まる有料路線も残っています。支払いはクレジットカードのほか、ガソリンスタンドなどで販売されている「Telepeaje」というETCのような電子料金支払いシステムも利用できます。
マドリードとバルセロナの低排出ゾーン(LEZ)に進入するには、環境基準を示すDGT「Distintivo」ステッカーが必要です。レンタル車両には通常このステッカーが貼付されていますが、都市部を走行予定の場合は予約時に確認しておくと安心です。
血中アルコール濃度の法定制限は0.05%です(運転経験の浅いドライバーには、より厳しい基準が適用されます)。警察による飲酒検問は頻繁に行われています。
サービスエリアでLPGガスを補充する際は「GLP」の標識を探してください。地方によっては、ガソリンスタンドが日曜の午後に閉まることがあるため注意が必要です。
種類 | 設備 | メリット | デメリット |
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Camping & Resort Sangulí Salou(コスタ・ドラダ) | フルフックアップ対応(電源・水道・排水) | ビーチ直結、プール完備、大型車両も歓迎 | 料金は高め、ハイシーズンは半年前からの予約を推奨 |
市営キャンプ場(各都市) | 水道・電源あり | 低料金、市街地まで徒歩圏内 | 英語が通じにくい場合あり、11月~2月は閉鎖する施設も |
Área de Autocaravanas(公共のキャンピングカー専用エリア) | 水道・電源あり | 無料または10ユーロ以下と安価、汚水処理設備あり | 滞在は24~48時間に制限、夕方には満車になることも |
国立公園内のキャンプサイト(例:オルデサ、カソルラ) | 基本的な設備のみ | 壮大な自然景観、ハイキングコースに近い | 電源などの設備なし、アクセス道路が狭い場合も |
オフシーズンのビーチ駐車場(許可された場所) | 設備なし | 無料で一晩駐車可能、美しい海の景色 | 水道・電源などなし、多くの自治体で6月~9月は禁止 |
駐車したキャンピングカーの車内で宿泊することは認められていますが、車外にオーニング(日よけ)や椅子、テーブルなどを出す「キャンプ行為」は指定された場所以外では禁止されています。これは許可のない野営(ワイルドキャンピング)とみなされ、200ユーロ以上の罰金が科される場合があります。
緊急時の連絡先は、警察・消防・救急すべて112番です。オペレーターは英語、フランス語、ドイツ語に対応しています。
スペインの多くの町では、公共の駐車場などで23:00~08:00までを静かに過ごす時間帯(クワイエットタイム)と定めています。
夏場は路面温度が50℃を超えることもあります。安全のため、毎朝出発前にタイヤの空気圧を確認する習慣をつけましょう。